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アニメミライ2014×Anifav
アニメミライの一覧へ戻る 更新日:2013年12月20日 20時40分

*第3回*『黒の栖-クロノス-』作画監督 清水保行さんスペシャルインタビュー!!

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みなさんこんにちは!

今回は『黒の栖-クロノス-』作画監督の

清水保行さん

のスペシャルインタビューをおとどけします!

 

清水さんはアニメーターとして長年にわたり沢山の名作に関わってこられた、まさに「ベテラン」とお呼びするのがふさわしいアニメーターさんです!!

劇場アニメの『スプリガン』や、ゲーム『キャサリン』のムービーパートなど、ハイクオリティな作品で作画監督を担当されていることからも、そのすごさは伝わるのではないかと思います。

前回お話を伺った恩田尚之監督とは、

STUDIO4℃制作の映画作品「ベルセルク 黄金時代篇」三部作でもご一緒にお仕事をなさっています。

 

今回の『黒の栖-クロノス-』では、作画監督兼、キャラクターデザイナーとして

若手アニメメーターたちを引っ張っている存在です!!!

 

 

それでは、インタビューをお楽しみください!!

 

Q. まず、清水さんがアニメーターになられた経緯を教えてください。

 

清水さん:

私はもともと絵を描くことが好きで、高校では美術科に在籍していました。

その当時は将来、漫画家やイラストレーターなど絵を描く仕事が出来たらいいなと漠然と思っていました。

なので最初からアニメーターに絶対なりたい、というわけではありませんでした。

しかしその後、

『ルパン三世 カリオストロの城』を観て感動し、衝撃をうけて

アニメーターになろうと思いました。

当時は「アニメージュ」の付録に、制作会社の住所が載っていたんですね。

そこを見て、気になっていた会社に連絡をして、採用試験を受けて、アニメーターとして採用されたんです。

 

 

Q. 実際にアニメーターになってみていかがでしたか?

 

清水さん:

1番に思ったのは『うまい人はいっぱいいるんだな』ということでした。

当たり前のことのようではありますが、プロの世界はこういうところなのだなと実感しましたね。

入ってすぐは失敗もたくさんしましたよ。

むしろ自分の思い通りに描けたことは、ほとんどないと言っていいくらいでした。

一生懸命描いたカットが全て修正されてしまい、自分の描いた絵が跡形も残っていなかったときはショックでしたね。

それでも、作品が完成しエンドクレジットに自分の名前が載ったときはとても嬉しかったです。

 

Q. 『黒の栖-クロノス-』ではどのようなお仕事をなさっているのですか?

 

清水さん:

今回『黒の栖-クロノス-』では、キャラクターデザイン作画監督を担当しています。

キャラクターデザインの仕事というのは、恩田さんが描いたキャラクターの原案を、

実際に動かすための絵に手直しして、最終的なデザインを決めることです。


キャラクターデザインをするときは、

その絵を似せるポイント・司るポイントを探し当てて描くことを大切にしています。

同じ絵でも人によって見ているポイントも全然違いますからね。

キャラクターの原案者になりきって、できる限り魅力的に描けるように心がけています。

特に今回は『若手アニメーター育成プロジェクト』の一貫ということで、

若手の子の描きやすさも重視しつつ、恩田さんの絵の印象を活かしてデザインしました。

 

そして、作画監督としては若手のアニメーターたちに指導もしています。

若手の子が描いたレイアウトをみて、直したほうが良いと思った点を指摘しアドバイスをしています。

具体的にはパースだったり、物と物の距離感だったりのアドバイスが多いですかね。

私が思ううまいレイアウトというのは、その場に空間があるかのように感じさせものだとおもっています。

なので若手の子達にはそこを目指してもらいたいですね。

 

 

Q. 実際に若手のアニメーターに指導するときに、気をつけていることはありますか?

 

清水さん:

はい。

アニメーターとしてやっていく上で、自分の必要性をちゃんと感じてもらいたいと私は思っています。

先程も少し言ったように新人のうちは、自分が一生懸命に描いたレイアウトを跡形もなく直されてしまうこともあります。

とくに近年では作品のパッケージ化も当たり前となり、昔よりもより精度やクオリティの高いものが求められるようになっています。

また制作時間も限られているので、若手の子にアドバイスする暇もなく、その場でできる人が直してしまうんですよね。

そのほうが確かに速いは速いのですが、

そうすると直された若手のアニメーターはどこが悪いのかもわからずただ傷ついてしまいますよね。

 

私が若手だった頃は『アンパンマン』や『タッチ』という作品を総作画監督として支えた

前田実さんというアニメーターの先輩にお世話になっていたのですが、その方の教え方は独特でしたね。

前田さんは若手の描いた絵は直すけど、動きのタイミングは絶対に直さない方でした。

そうすると必ず自分らしさが残るのでモチベーションも上がりましたね。

なので自分もそんな風に指導していけたらいいなと思っています。

 

 

Q.最後に、アニメ業界を目指す若者に一言お願いします。

 

清水さん:

『まずは10年頑張って!』

 

 業界である程度認められるには10年はかかりますね。

もちろんもとから上手い人もたくさんいますが、でもそれでもなかなか売れない人もいたりします。

それはタイミングや運もあったりするんですよ。

だから10年は頑張って欲しいなと私は思いますね。

 

 

 

 

清水さん、お忙しいなかありがとうございました!!

なるほど……。

アニメ業界を目指す私としても『10年がんばって』という言葉はとてもココロに響きました。

そしてアニメ制作には本当にたくさんの人の思いと、情熱が詰まっているんだなぁとなんだか感動してしまいます。

 

 

さて!

次回は『黒の栖-クロノス-』を制作している、

STUDIO4℃の内部に侵入(!?)しちゃいます!!

更新もお楽しみにしていてくださいね(*゚▽<*)

 

 

 

 

*井澤美香子*


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ライター紹介

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STUDIO4℃担当リポーター 井澤美香子(1994年9月6日生まれ)

声優・ラジオパーソナリティー。猫を愛する故についたあだなは“みけ“。
作品の魅力を引き出す取材をし、たくさんの方に興味をもってもらえるよう多角的なレポートをめざします!

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@izawamikako

この記事に関するコメント

みんなのコメント1 コメントする
1 :久々の更新?:2013年12月21日 22:29

ちょっと遅れたけどコメント!
忙しい中レポート業と記事の更新お疲れ様です!
今回もしっかり読ませてもらいましたよ!
次回はSTUDIO4℃の内部侵入?なかなか普段しれない事も?楽しみにしてますね。



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2010年度から始まった文化庁若手アニメーター育成プロジェクト。国内のアニメ制作プロダクションからオリジナルアニメーションの企画を公募し、選考の結果選ばれた4社が、未来を担うアニメーターを育てながら、約25分の短編アニメを生み出します。

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