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●●若手原画インタビュー!【前編】●●

2013-03-13 10:19:16
REPOTER 光川真由
登録タグ: インタビュー  

祝☆劇場公開!!
実際に出来上がって動いているアニメを皆様にみていただいたところで!
最後のインタビューは、今回の主役!若手原画6名と、
原画指導の新田さん+制作プロデューサーの新宅さん
とで、リアルな本音を聞いてきました!

 ■今までの経験とチーム編成 

写真左より
●川瀬広大さん= 専門学校卒/原画歴半年~1年/向井理似との噂!?
●稲津辰宣さん= 初原画!(動画歴3年)
●長屋誠志郎さん= 初原画!(動画歴3年)/剣道経験アリ・愛称:サムライ誠志郎!?
●稲熊一晃さん= 専門学校卒/初原画!(動画歴2年)/銀のエンゼルを集め続けて3年。
●藤木奈々さん= 原画歴2年
●室田恵梨さん= 原画歴2年/ゼクシズ歴約4年

■指導担当
●新田靖成さん⇒
川瀬さん・稲津さん
●土屋圭さん⇒ 長屋さん
●谷津美弥子さん⇒ 稲熊さん・藤木さん・室田さん


 ■アニメーターになってみて… 

※以下、敬称略
新田:よく「パソコンでアニメはできてるんでしょ?」って言われるんですけど、そうじゃないんですよね…
  人間だけで描いてるとこだって、たくさんあるんです。
新宅P:たまに「1人で全部描いてるんでしょ」とも言われます。んな訳あるかい!と(笑)
新田:アニメーターと漫画家がごっちゃになってるんでしょうね…
新宅P:漫画家はアシスタントさんもいるけど基本的に1人だからね。
藤木:私のお父さんも、マンガと同じように1人で作ってるんだと思っていたみたいです(笑)
長屋:デザイナーと間違えられたりとかも。
  友達が「こいつ東京でデザイナーやってんだって!」と高尚に言ってたり(笑)
新田:1枚絵を描いたら、それを誰かがPCで動かせるって思われちゃうんでしょうね。
  若い子は解ってるけど、アニメを知らない中年以上の方はとくにそう思ってしまうみたいです。
  1枚1枚、人間が描いてるんですよ!(>_<)
 「マンガが動いてるから」という認識で、マンガを描いてる人がアニメの原画も描いてると思われがち…


 【原画さんのお仕事の流れをカンタン説明!】
演出と原画マンとの打合せからスタートします。絵コンテを持って、どういう演技をしたいのか、
どういう絵にしたいのかの説明をうけ、1人1人何を描いていくか決める⇒
その後は絵コンテの演技を把握しながら絵を描いていく⇒
演出に見せてOKをもらう(NGがでたら描直し)⇒エンドレス…


※原画が1作品分終わったらいったんそこで一区切りつきますが、
 動画に仕上げた絵をラッシュの時点でリテイクがでたら、また描直します。
※ちなみに…動画をある程度経験してから、原画のお仕事を始めることができます。
(画像2枚目)

―――― 今回1カット1カットじっくり描いたということですが(吉原監督談)、1日に何枚原画を描きました?
長屋:1日40枚くらい原画を描きました。
新田:何枚でも描ける。でも、演出が求めてるイメージをはっきり描ければいいけど、
  中途半端に枚数重ねても意味がないですからね。
長屋:自分がこれだけやりたいっていうのと、演出さんが求めてるものがだいぶ違ったりもするから、
  演出さんが求めてるものを絶対外さないこと。あと枚数・秒数の制限もありますし。
  アニメミライはそこまで厳しい制限はなかったです。
―――― TVシリーズでは、尺(秒数)だけではなく枚数にも制限があるんですね。
新田:製作費もあるからね。全体の枚数から1話あたりに使える枚数を計算⇒
  更に1カットあたりの枚数も計算。でもアニメミライは特に厳しい制限はなかったので、
  動かしたいと思えるカットは多少の自由がききました。
川瀬:でもじつは最初それを知らなくて…。
  アニメーター出身の吉原監督が制作と闘ってくれているのかと思って気を遣ってしまっていました…。
  今思えば、、もっといろんなシーンでいろんなことやりたかったなと…!
新田:アニメーターはただ動かせばいいのではなく、最後のことまで考えて描かないといけないんですよ


 ■アニメミライで教育してみて… 

―――― 若手の指導は、どんな感じでしたか?
新田:原画マンの描いた絵のチェックをしました。
  まず、原画さんのやりたい事を聞いて、それがちゃんと絵になってるかをチェック。
  各自悩んでいる部分がありました。色んなことを考えすぎてしまったり、
  「やりたいと思ってもコレをやるのはとても大変なんだよ」って事もあり、
  ソコをどう整理させるかなど…難しいところでした。
  伝え方が難しかったですね。アニメーターって普段、”言葉より絵"なので…
  自分が絵に描いて説明出来たら解りやすかったのかも、
  でも、今回なるべくしないように指示されていたので
  人に言葉として伝える時、伝えたい意図が本当に正しく相手の頭に伝わっているか、
  そこが違うことがよくありました。なので、まずは話し合いでしたね。
新宅P:新人に考えさせるためにアニメミライ側からもそう言われていたんです。
   イメージを自分で作ろう!と。


―――― このチーム編成はどうやって決めたんですか?
新田:僕の場合、普段から指導していない子をあえて選びました。
新宅P:藤田さん・室田さんは普段新田さんが教えているので、他の先輩の指導も見せたいなと。
  土屋さんはキャラデも兼ねていたので、負担をかけないように指導も長屋さん1人に。
  指導員1人につき必ず1名は初原画をつけるようにしました。
  新人を教えるのはとても大変なので分担してバランスを…と。
(画像4枚目)


 ■原画マンの苦労… 

川瀬:教える方も大変ですよね…。せっかく時間をかけて教えてもらってるからそれに応えたいけど、
  なかなかできなかったり、頭で解っててもイメージを落としこめない事もあるし、
  落としこめることができても、ソレを描けばいいってものでもない…。
  アニメーターはイメージが大事なんです!
  イメージがちゃんとできているかどうかで仕上がりがだいぶ左右されます。
長屋:イメージできていないまま紙に線をひき始めたものと、
  最後までイメージを描きながら描いたものには大差があります。ストレスも違う。
川瀬:「解らない」の段階もありますよね。
  “やりたい事は解るけど、上手く表現できない”時はそれを教えてもらいに行けるけど、
  ”解ってない事が解ってない”のがツライ。その時は教えてもらっても、悩みが続いてしまうんです。
新田:アニメーターなら誰でも通る道だよね(U_U) 伸び方も様々。
  モヤモヤが続いてある時いっきに伸びる人もいれば、すぐに解ってゆっくり伸びる人もいる。
藤木:「数年前にいわれた事をようやく今解ったな」って思えるようになったり。
新田:その連続でしかないですね。10年20年やってようやく見える人もいるし…
  でも、それだけ続けないとソレも見えないからね、今やるべきことをやるしかないんです。
  キッカケがあれば、今まで気にならなかったことも気になって追求するようになる。
  道はまっすぐではない。2本3本に分かれているものです。
  あと大切なのは、自分で結果を出そうとしがちだけど、結果は他人がだすもの。
  それをどう捉えるかですね。
  今回は出来高制ではなかったのですが、普段のTVシリーズの時は、
  出来高で考えると時間を使えば使う程自分の首を絞めてしまう。でもイイモノを造りたい…!
  どっちをとるかです。イイモノを造ってうまくいけばいいけれど、うまくいかないこともあるので、
  それを自分の収入とどう照らし合わせるか…。
川瀬:頑張るほどお金になるのが動画、頑張れば頑張るだけ赤字が原画という…(笑)
(画像3枚目)


 今回の主役でもある若手原画さん達の苦労…少しは見えましたでしょうか…?
 「エッ、こんな事もしたの!?」という話など、後編はコチラ!!
 ⇒
http://www.animemirai.jp/news.php?p=151

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